大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

かっこ悪いけど・・・「ギックリ腰」

   

さて、連日、いい感じでカッコよくLondonの街を闊歩している(かのように見せかけている)私ですが・・・

 

実は、出発の際、成田空港の搭乗口前のソファで、
ギックリ腰になるという、コントみたいなことをやらかしまして。

「颯爽と闊歩する」にはほど遠いく、
腰をかばいながら、だましだまし、
老人のようにそろそろと歩いておりました。

 

あぁ。かっこ悪い。。。

 

帰国を目の前にした昨日くらいになって、
やっと楽になってきたものの、
帰りの飛行機や、
帰国後すぐに出発する気仙沼ライブのことを思うと、
まだまだ不安満載です。

 

この春、ひどく痛めた首も、まだ完治とはいかない状態なので、
さすがに、多忙にまかせてカラダを酷使し過ぎたと反省しております。

 

「カラダを酷使する」というと、
重いものを持ち上げたり、炎天下歩き回ったり、
みたいなことを考えがちですが・・・

 

カラダにとって、最も過酷なのは、
充分な休養を取らないこと。

 

危険なのは、恒常的に脳がハイパーで
疲れやストレスを感じないこと。

 

そして、たまらず、カラダが発するサインに、
耳を傾けたり、向き合ったりしないこと。

 

そんなことを、しみじみ、つくづく感じております。

 

そういえば、『一部は全部』って言ってたの、私よね。。。

 

「ヴォーカリストはカラダが資本」とかって、
口が酸っぱくなるほど言ってきたわよね。

 

首の痛みが出てから運動にも制限が出て、
ストレッチしても体幹は放置。

ヨガやジョギングもできなくなって、
ちょっと時間が浮いて、これ幸い。
PCに向かう時間がむしろ増えました。

そういえば、
首の可動域が極端に狭まっている状態にも関わらず、
整体や鍼灸の治療より仕事優先でやってきたなぁ。。。
「ここらで、もうちょっと痛くしとかないと、この女、暴走止まらないぞ」と、
カラダさんが思ったのか、まさかの羽田ギックリ腰。

 

この1週間、カラダや腰のことを考えなかった瞬間はありません。

 

あぁ、健康って。
痛みがないって、ありがたいんだ。。

あ。カラダをこう使うと、ここの筋肉をつかうのね。

こんなストレッチをすると、楽になるのね〜。

ギックリ腰は、温める場所と、冷やす場所をうまく分けるといいみたい・・・。

 

 

たくさんの気づきやヒントをもらった今回のギックリ腰。

これも、もっとカラダのことを考えるため、
カラダに詳しくなるために、神様がお与えになった試練と受け止め、

帰国後は治療に専念すると共に、
カラダ研究に励むことをここに誓います!

 

あなたはカラダの声、きちんと聞いていますか?
(お前が言うなっ!)

 

SNSや国際電話で、アドバイスをいただいた、
スポーツトレーナーの安藤ひろゆきさん、
鍼灸師ドラマー・三浦洋一さん、
斉藤治療所の先生方、本当にありがとうございました!

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 - Life

Comment

  1. GOODY より:

    はじめまして。
    いつも更新を楽しみにしています。
    私はハードロック・メタルバンドのボーカルをしておりますが、12月頃の予定で子宮がんの回復手術を予定しております(入院・職場復帰は約1ヶ月を予定)

    来年2月初旬にはライブがあり、回復が間に合うのか不安な状態にいます。先生いわくギリギリくらいとのことですが、腹圧をかけるのはよくないそうです。
    安静が一番なのはわかっておりますが、1年も前から頂いたお話なので、このライブにはぜひ参加したいのです。
    MISUMIさんにお伺いしたいのですが、腹圧をかけずにハードロックを歌うことは可能でしょうか?

    ・本番まで練習もあまりできない
    ・30分5曲のステージ

    2月はこのライブのみなので、なんとか乗り切りたいと思っています。
    MISUMIさんも体調がすぐれないなか、誠に申し訳ありませんが何卒ご回答のほど宜しくお願いいたします。

  2. GOODY より:

    MISUMIさん、誤字がありました。
    回復手術→開腹手術です。
    大変失礼しました。

  3. otsukimisumi より:

    >GOODYさん

    こんにちは。
    子宮がんの開腹手術とのこと、大変ですね。

    ご存じのように、歌う発声の基本は骨盤底筋群などの下腹部の筋肉を中心につかいます。
    しかし、それは、呼吸のクオリティや、カラダの軸整えるのに、効率がいいからであり、「下腹部をつかわなければ歌えない」ということではもちろんありません。

    ハードロックの発声というと、下腹部の腹圧を高めて、音量を上げて、と考えがちですが、音圧が上がるのは、
    下腹部を強く押して、呼吸の圧力を上げるからではなく、声帯をしっかりしめることと、肋骨の間で呼吸を支えるからです。

    さて、変則的ではありますが、手術前に、胸式呼吸で声の音圧を上げる練習をしてみてはいかがでしょう。
    お腹を動かさずに、肋骨をしっかり動かし、さらに支えをつくって響く声を出す練習してみてください。
    それは、もちろん可能です。

    術後回復してから、呼吸法を戻せば、今よりも発声はよくなると思います。

    ハードロックに「大きい声」は必要ありません。よく響く、通る声が大切です。
    PAがちゃんとしていることも大事ですね。

    がんばってください。

  4. GOODY より:

    MISUMIさん

    お忙しいなか、ご回答下さりありがとうございました。
    まだ少し時間があるので、胸式呼吸も練習してみます。
    いろいろ不安な面もありますが、結果回り道ではなく、これでよかったんだと思えるよう頑張ります。

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