「古い音楽は苦手で・・・」とか言うな!
ポピュラーミュージックが意味するものは時代によって違います。
ポピュラーミュージックが、やがて懐メロになり、クラシックミュージックになる。
そもそも、モーツアルトだって、バッハだって、シーンに登場したときは新人だったり、ポピュラー作曲家だったりしたのじゃないか。
レッドツェッペリンだって、もちろんローリングストーンズだって、クラシック・ロック呼ばわりされるのは、「勘弁してよ」なんじゃないか。
しかし、時間というのは非情なものです。
10年20年なんて瞬く間に過ぎます。
先日、生徒に「どんなの聞いてるの?」と聞いたら、「古い音楽が好きなんです。」と前置きしてから「マイケル・ジャクソンとか。」と言われて、心の中でひっくり返りそうになりました。
そういえば、「昔のロックが好きです」という子がいて、(ほぉほぉ、ゼップ?ベック?)と思いながらその先のことばを待っていると、「オアシスとか」と言われて、これまた吉本の芸人さんよろしく、ずべっと滑ったこともあったわね。。。
流行は刻一刻と流れて行くわけで、今さら「ベルボトムジーンズにロンドンブーツに長髪」だの、「髪の毛ワンレン、ハマトラ、極太眉毛」だの、「聖子ちゃんヘアにピンクハウスできゃぴきゃぴぶりっ子」だのは、ある程度以下の世代には、ちょんまげを結ってるくらいの違和感があるかもしれません。(リバイバルは別ですが)
いや、ちょんまげまでは行かないまでも、「サザエさん」とか「三丁目の夕陽」くらいのレトロ感があることは間違いありません。
じゃ、若者は若者の文化だけ追いかければいいのか?
ちょっと考えてみてください。
10年前に流行っていた曲で、今も変わらず大好きな曲って何曲くらいありますか?
10年前に、流行っているからと買った服で、今も毎日のように着る服は?
クラシックと呼ばれるようになっても、毎日のように聞かれている音楽や、好きで好きでたまらないという人が世界中にいるというバンドが、どんなにすごいか、わかるでしょうか?
毎日モーツアルトを何時間も練習するという人が、世界には無数にいます。
その理由を100人に聞けば、おそらく100通りの答えが返ってくる。
歴史を越えて生き続ける音楽って、そういうものです。
「懐メロ」「クラシック」といわれるようなっても、聴きつがれ、憧れ続けられるアーティストたちや、その音楽は、それだけ奥が深く、今の音楽に重要な影響を与えているもの。
クラシック音楽を勉強する人のすべてが、モーツアルトやバッハを絶賛するわけではありません。
しかし、必ず一度は向き合って、しっかり消化するもの。なぜなら、彼らが、パイオニアで、そこから今のクラシック音楽がはじまっているから。
クラシックと呼ばれるようになったポップミュージックやロックにも、同じくらいの情報や歴史が詰まっていることに気づくのは、今はまだ、極一部の若者だけです。
そういう扱いになっているアーティストも、せいぜいビートルズやカーペンターズくらいでしょう。
しかし、いつかバッハやモーツアルトのような定義でロックが学ばれる日も来るかもしれません。
それはそれで、リアルタイムの人たちには悲しいのでしょうが、歴史ってそういうものだから仕方ないですね。
7月24日(日)スタート『MTL ヴォイス&ヴォーカル レッスン12 』第2期。キャンセル待ち受付中。
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