「カラオケいかない?」
ずいぶん前のことになります。
友人の家でごはんをご馳走になっていたら、
友人の奥さんが、急に、「カラオケいかない?」とおっしゃる。
正直、カラオケって、まぁ、必要のない環境にいるので、
(基本、生オケで歌う人なもので)
カラオケのマナーとかノウハウとか、全然わからないし、
いわゆるJ-popは一切知らないから、
なにを歌っていいのか困るし、
「なにか歌ってください!」と言われてマイクを持てば、
不覚にも本気になって、空気変えるし・・・
自分で言うのもなんですが、
まぁ、あんまりカラオケに誘っておもしろいタイプの女じゃありません。
「う〜ん。カラオケってあんまり・・・」と難色を示すと、
奥様、「MISUMIちゃん、歌、教えてよぉ〜」とおねだりモード。
ごはん、ご馳走になっちゃっていたもので、そう言われると断れません。
恩はきちんと返したい方なので、
じゃ、行きましょうか、と、みんなで出かけたわけです。
早速、奥様、ご機嫌で歌いはじめました。
私としては、ご馳走になった分、
少しでも役に立つことを言ってあげたくて、
一所懸命彼女の歌を聴いては、
「もうちょっと、こんな感じで歌うと、もっと歌いやすくなるわよ」とか、
「マイクをこう持った方がいいわね」などなどと、
アドバイスをしました。
そうしたら、帰りがけに、奥様にこう言われちゃったのです。
「MISUMIちゃんとカラオケ来ると、ちっとも楽しくないわ〜」
・・・
そうですよね〜。
「教えて」というのは、「謙虚なお誘いのことば」で、
それを間に受けてしまった私は、KYか、職業病か。。。
カラオケのおつきあいは本当に難しいと思った出来事でした。
音楽の楽しみ方は人それぞれ。
もちろん、カラオケの楽しみ方もそれぞれです。
大勢で出かけて、みんなでわぁ〜〜っと大きな声を出すのが楽しいという人もいれば、
静かに、お互いの歌を聴いて、拍手を送り合うのが好きという人もいる。
カラオケを発表会なみに重く考え、
カラオケに出かけるために先生について練習を積む人もいれば、
ゲーム感覚で、「とりあえずスコアで満点を取る!」
というのに命を燃やしている人もいます。
合コンの延長という人、
カラオケ=二次会と考えている人、
ストレス発散の「ひとカラ」がいい!という人もいます。
自分のレパートリーの練習用に、
家にカラオケセットを購入したというアーティストさんたちだっています。
ちなみに義父も、カラオケが大好きで、
自宅練習用に立派なカラオケセットを入れています。
真剣にうまくなりたいから、ひたすらカラオケに通っているという、
未来のスターもたくさんいます。
実は、私自身は、芸達者な人や、歌が大好きという友人や家族が
楽しそうに、一所懸命歌っているのを、
お客さんとして見て、盛り上げるのが好きです。
そんなときは、先生モードも完全にオフ。
大好きな人たちが楽しそうにしているのって、見ているだけで楽しいものです。
最近では、ミュージシャン限定カラオケというのが好きです。
好きな時代のロックの名曲をひたすらみんなで、ハモる。
そして、みなさん、やたらうまい。
マイクが何本あっても足りない、めっちゃ気分のいい時間です。
日本が生んだ、カラオケ文化。
「酔っ払いが騒ぐ場所」というイメージが強いですが、
実は、奥が深い、付き合い方によっては、本当に素晴らしいもの。
自分なりに、上手なつきあい方をみつけたいものです。
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