ワードを変えれば、自分が変わる
有名な心理学の実験で、
「スタンフォード監獄実験」というのがあります。
ごく普通の人間に、無作為に、看守や囚人の役割を与えると、
やがて、看守役の人間は、囚人を虐待するようになり、
囚人はどんどん卑屈になり、精神さえも病み・・・という、恐ろしい結果に。
当初2週間の予定で開始された、この悪名高き実験は、
結局、たった6日間で中止されたそうです。
元の性格に関係なく、
人は、役割にふさわしい態度を取るようになる、
ということを語るときに、
よく引き合いに出されるお話です。
さて、
私たちも、日常生活の中で、
さまざまな役割を持っています。
娘、母、婿、夫、兄弟、姉妹、職業、役職、などなどなど・・・
人間関係の中で自然に割り当てられる役割はもちろんですが、
それ以外にも、
私たちは、無意識に自分の役割を生きています。
自分で自分に、無意識に与えた、そうした役割は、
無意識の言葉になって表れます。
「私は馬鹿だから」
「どうせ、生まれつき不細工だし」
「太るたちだから」
「オレなんかモテないさ」
「昔から怠惰なんですよ。努力は苦手で。」
・・などというネガティブなことばも、
「まぁ、モテますね。ボクは。」
「おかげさまで、私、ツイテいますから」
「周囲に期待されているんです」
「仕事ができるもので」
「前途洋々と思っています」
などなどのポジティブなことばも、
すべて、自分が生きている役割を表現していることば。
冒頭の実験の話を考えれば、
つかうワードを変えるだけでも、
今、自分が無意識で演じている役割を変更することはできるはずです。
仕事ができる上昇志向の自分の役割を生きるのか、
怠惰でうだつの上がらない役割を生きるのか、
クールでスマートな美人の役割を生きるのか、
お馬鹿でのろまで不細工な人生を生きるのか、
どうせ何かしらの役割を生きるなら、
自分自身の役割を意図的に決めて、
その役割にふさわしく生きる。
ふさわしいワードを口にする。
自分の人生を自分でコントロールするための第1歩です。
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Comment
面白いですね、でも社会に期待されるポジティブで強い役割をきめてそれが本当の自分とかけ離れていたらどうでしょう、仮の自分を作って生きるのでしょうか?私にはその答えはわからないですね。
>Gabrielleさん
「なりたい自分」に自分自身を沿わせるように生きる。そのためにワードを変えるというイメージです。
仮の自分をつくるのは、きっととても辛いと思います。