「出せない音」「イマイチ鳴らない音」を克服する方法
何度練習しても高いところが歌えない、
全体に低くて気持ちよく鳴らせない・・・
そんな苦手な曲を克服したいとき、
どんな練習をするでしょうか?
「とりあえず何度も歌う」という人が実に多いんですが、
それでは、なかなか結果が出せません。
オリジナルの音源を流しながら何回歌っても、
歌えないところはオリジナルのシンガーが、
補完してくれますし、
たいしていい声で歌えていなくても、
そこそこいい気分になれてしまう。
だから、いつまでたっても一本立ちできない。
自分の声がいい感じで鳴ったタイミングをとらえられないし、
筋感覚に落とし込めないんですね。
また、たとえカラオケをつかっても、
オリジナルテンポで練習するだけでは、
何回歌っても精度はあがりません。
バラードでもおなじです。
うまく鳴らせない、出せない音は、
1音1音レベルで、鳴らせるポイントを確認する必要がありますから、
状況が許すなら、楽器をつかって、
音と向き合うのが一番の早道だし、
確実に結果を出せる方法です。
さらには、
高くて出せない、どうも鳴らせない曲は、
自分が得意なところにキーをあわせて、
徹底的に鳴り方をカラダに入れることからはじめるのも手です。
高い声はコツです。
力を抜けばポンと出るのに、
「あ、高いとこ、来た」と身構えるから出ない。
こんな時、キーをどんと下げて,気持ちよく歌えるキーにして、
ちょっとずつキーを上げてみると、
びっくりするくらいあっけなく目的の音が出たりします。
私もレッスンで、
あたかもずっと低いキーで歌わせているように勘違いさせておいて、
目的のキーをポンと出させる、というドッキリレッスンをよくしますが、
みんな面白いように騙されて、見事にポンと高い声を出してくれます。
練習はくふう。
頭をつかうのも、練習のうちです。
真っ正面から突っ込んで行くばかりじゃなくて、
時に俯瞰して、時に裏側から、
時には真っ二つにぶった切って、
楽しく取り組んでいきましょう。
◆基礎力がないわけではないのに、歌の評価が上がらない。思うようにキャリアアップできない。ワンランク上の世界で認められない・・・。そんな悩みを抱えるシンガーたちのための中上級者向けワークショップ、MTLネクスト。2021年2月に第2期を開講!
関連記事
-
-
ぶっ壊すことを恐れない。
CMの作詞のお仕事を依頼されたときのことです。 某大企業のCMの歌詞を書かせてい …
-
-
ちゃんと鳴らす!
ヴォーカルのテクニックのひとつに、 「息混じりに歌う」というのがあります。 基本 …
-
-
50分の2の法則
「世の中の“おもしろいヤツ”、“デキるヤツ”の存在確率は50分の2である。」 高 …
-
-
「負の妄想」をぶっ壊せ!
一昨日のマインドセットセミナーで、 15年前の妄想日記の一部を紹介するという、 …
-
-
個人レッスン?グループレッスン?メリットと選び方
実によくされる質問のひとつに、 「個人レッスンとグループレッスンっだったら、やっ …
-
-
中途半端なメソッドで教えない。学ばない。
メソッドには3種類あります。 ひとつは教え手自身が、複数の学校で、または専門家か …
-
-
期待通りにやれるのが「プロ」、 期待を越えるのが「一流」。
生まれて初めての配信ライブにして、 本年最初で最後のライブを明後日に控え、 リハ …
-
-
聞く人を黙らせる、圧倒的な歌を歌う
大学を卒業してフリーターをしながら、 あちこちのセッションで歌わせてもらっていた …
-
-
自分のお尻を蹴飛ばす瞬間
「えいっ!」 やらねばならぬ、 やりたい、 いや、やるのだ。 そう決意をかためて …
-
-
「誉めて!かまって!」症候群
誰かにかまわれたい、 誉められたい、 認められたいという欲求は、 人間である以上 …
- PREV
- 「誉めて!かまって!」症候群
- NEXT
- 「へたくそな自分」を楽しむ
